HOME > ニュースページ > 環境問題 > 詳細

山西省臨汾市 大気ワースト都市――世界で一番大気汚染が深刻

2010年09月06日

【新唐人2010年9月7日付ニュース】中国・山西省の南部にある都市、臨汾市が、あるアメリカメディアによって「世界の9大汚染都市」のトップに選ばれました。しかも2006年以来、臨汾市は5年連続で、世界の9大汚染都市となる不名誉な記録を作りました。 

アメリカの「ハフィントン・ポスト」は、炭鉱が密集する臨汾市を、「中国で一番の公害都市」と指摘。
 
ある環境保護組織によると、もしも臨汾市で、洗ったばかりの白い服を外に干すと、乾いた時には真っ黒になってしまうそうです。
 
また臨汾市で1日過ごすと、たばこ3箱を吸ったのと同じくらいに、有毒な気体を吸い込んでしまうそうです。
 
汚染の原因は、炭鉱、自動車の排気、工業汚染です。
 
しかし、山西省政府は否定します。当局の劉報道官は、9月3日「現在臨汾市ではスプリンクラー車29台が昼夜水をまいており、ホコリをある程度抑えている。臨汾市は緑豊かで、澄んだ川の美しい都市に生まれ変わった」と発言。
 
しかしネットには疑いの声が出ました。「本当にそこまで改善したのなら、なぜスプリンクラー車を新たに29台も買う必要があるのか」
 
さらに、何の利害関係もないアメリカのメディアが、5年連続で世界の9大汚染都市に選んだのだから、臨汾市の大気汚染はまぎれもない事実のはず、当局は取り繕う必要もなかったとも述べました。
 
新唐人記者がお送りしました。
 
上のリンクをクリックすると、このニュースの中国語版が見られます。

トップページへ